ソーシャル・ネットワーク

タイトル横の数字は今年も映画を100本観るぞと言う心意気です! というわけで、先週末、ユナイテッドシネマとしまえんで観てきました。大きなスクリーンのわりには、それほど埋まらず。まぁ、好事家向きかなーって気はするよね。

ネタバレまではいきませんが、一応折りたたんでおきます。
この映画、「業界の人は楽しめる」「mixiやってるぐらいだったら、ああなんとなくわかる」「SNSってそもそもなに?だとなんのことやら」になるな。少なくとも、大衆映画できゃー!って言ってる層にはさっぱり刺さらないのは間違いないし、そこを否定しちゃいけない話でもあるかなと。

で、自分自身は「業界の人」なので、そこに立脚で書くとするならば、主人公であるザッカーバーグに対しては、元社長の幻影が重なる。往々にして、起業家というか、そういう人はエキセントリックな部分があるものだ。個人的に最近かなり感じるところでいうと「人の気持ちを置いてきぼりにできる人」が、突き抜けるイノベーションのエンジンを持っていることが多い。や、「置いてきぼりにしてないよ」とは当人言うものの、周りはそうは思ってないことが多々。そこが微妙な軋轢を産み、エンジンを持っている人はちょっとだけ悩む。ここでのポイントは「ちょっとだけ」で、実際は見た目全然悩んでいるようには見えないことw。そこがよく描かれている。

ただ、気持ちに配慮した瞬間、スピードがまた失われるのも事実かなと思う。突き抜けるエンジンは結果として自分もそれなりに傷つけ、時と場合によっては周りを大きく傷つけながら進むものであるし。それはここ5年、幸運にもインターネットのフロント部分で仕事をさせてもらっただけに実感している。

あと、、映画の感想という訳じゃないんで、余談に近いのですが、SNSというインフラを通じて今後、階層分離が進むんだろうな、と。facebookをソーシャルなツールとして利用できる層は限られる。自分のプライベートな、共通の趣味を基盤としたマイミクがfacebookを利用するイメージがさっぱりないし、今後もまず間違いなくないと思う。ただ、「どこの大学」「どこの組織」という自己顕示は日本人だってかなり好む層が存在するのは事実だし(箱根駅伝とかね)、そういうソーシャルが破壊されることはまずないからゆえに、その層に対してfacebookは浸透するはず。実名とか匿名とか問題じゃない。ビジネスとしての立ち位置において、facebookは自己顕示の部分において重要視されるので、アウトプットの仕方を考えていかなければかなぁと思いを強くしたり。

や、映画の感想になってないなw。ええと、映画として、日本人が観るにはまだ予備知識が必要すぎるところがあるので、万人にお勧めできるかというと、そうじゃない。映画としての視点を「友情」におけば、「友情って大事だよね」的には一応観られる程度。とはいえ業界人としては、少なからずネットの世界に生きている人ならば観ておいて損はないはず。てか、うちのグループの人間は観ておいた方がいいかな。